@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00005003, author = {打越, 正行}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、暴力という社会的行為の理解社会学的研究である。 暴力は当の本人がまったく統制できない衝動でもなく、ある社会の興奮状態で起こる聖なる儀礼としてのみ扱えられるものでもない。また時代や社会を象徴する特殊なふるまいでもない。それは文明化された現代において、いつでもどこでも誰でも行使しうる世俗的な社会的行為のひとつである。ただし、それはジェンダーや階層によって、不均衡な形で現れる。本稿では暴力の加害者を他者化するのではなく、理解することを試みる。理解のためには、その暴力が特定の社会と時代のもとでなされたことを外さずに、その合理性について書かなければならない。具体的には、現在の沖縄の建設現場を確かに生きる男性従業員によって行使される暴力を対象とし、その動機と行為の説明を通じて理解する。その理解に基づいて、沖縄社会に押し付けている犠牲や差別的構造を明らかにする。}, pages = {129--148}, title = {暴力の理解社会学 : 沖縄の建設現場での参与観察をもとに}, volume = {16}, year = {2023} }