@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00005000, author = {辻, 直人}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 金沢市立十一屋小学校では、全校参加の「遊びの学校」が実施されていたが、これは金森俊朗が同校の研究主任として独自の教育実践を追究した1つの到達点であった。この取り組みでは、子どもの「原始性、野性、動物性」を開花させること、子どもの自主・自治的な能力を伸ばすこと、仲間と共同して取り組む連帯性を養うことが目指されていた。 「遊びの学校」が取り組まれる直前は、金森にとって、教員生活で唯一低学年を担任した時期だった。1年生を担任した時に既に金森は児童の成育環境に大きな課題があることを見出していた。テレビ漬けの生活で家庭ではお客様状態、主体的に生活に関わろうとせず、感性も弱い。学びへの意欲も低く、受け身的姿勢を持っていた。そうした子どもの置かれた状況にメスを入れるために、金森は様々な取り組みを通して生活の主体者である自覚を促すことを目指した。教室の外を用いて体を使った「遊び」的要素を取り入れた実践が、その後全校で実施される「遊びの学校」の取り組みの基礎となっていった。}, pages = {75--89}, title = {「遊びの学校」の誕生 : 金森俊朗『太陽の学校』へ至る教育実践とそれを支えた思想について}, volume = {16}, year = {2023} }