@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004867, author = {世利, 幸代}, journal = {表現学部紀要, The bulletin of the Faculty of Representational Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究は、旧産炭地における社会構造の変容のプロセスを解明することを目的とする。本稿が対象とする唐津は、19 世紀半ばにおける日本最大の産炭地・唐津炭田を後背地に、石炭貿易港を持つ港湾都市として発展した。だが、明治後期以降、石炭生産の中心が他の産炭地に移動すると、観光地としての開発が始まり、1932 年の市制施行時には国際的観光都市を目指すようになる。本稿では、まず藩政期から明治初期までの期間に焦点をあて、唐津炭田および貿易港・満島港周辺における社会構造の成り立ちを考察する。これによって、石炭の流通を支配した石炭問屋が、取引先の諸藩と結びつき特権化する過程が明らかになるだろう。さらに本稿は、石炭取引客の遊興空間として機能した満島遊廓の成り立ちを考察し、地域権力となった石炭問屋が、貸座敷指定地となった満島遊廓の管理体制に加わるまでの過程の解明を試みるものである。}, pages = {55--66}, title = {炭坑と遊廓 : 19 世紀北部九州の産炭地・唐津における社会構造}, volume = {21}, year = {2021} }