@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004852, author = {杉浦, 郁子 and 小野, 奈々 and 米田, 幸弘}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究では、2020年9月に和光大学で実施した「オンライン授業と学生生活に関するアンケート」で得られたデータを分析し、今後の大学のあり方に関して若干の問題提起を行った。   第1章で調査の概要を述べたあと、第2章では、①通状況と使用機器、②前期オンライン授業に対する評価、③後期オンライン授業継続の賛否とその理由、④生活の状況、⑤体調、⑥新型コロナウイルス感染に対する不安の6点について集計結果を示し、学生の学習や生活の状況を概観した。   第3章では、通信状況が悪い学生ほど、授業満足度が低く、心身の不調を深刻に自覚しており、オンライン授業の継続に否定的だったことを明らかにした。前期を通じてオンライン授業に必要な通信環境を準備できなかった背景に、経済的な事情がある可能性があり、オンライン授業では、不利な条件を抱えた学生に十分な学習機会を保障しにくいこと、経済格差が教育格差につながりやすいことを指摘した。   第4章では、自由記述回答の観察から、オンライン授業で困難が助長された学生/緩和された学生が可視化され、学習に困難を抱える学生から大学へなされる要望のありようが変わっていく可能性を指摘した。さらに、大学は今後、「新しい生活様式」によって価値観の変化を経験した学生と向き合うことになり、対面授業を重視するならば「共に在ること」に対する積極的な意味付けと、それに合致した授業運営が求められることを論じた。}, pages = {5--26}, title = {コロナ禍におけるオンライン学習と学生生活 : 和光大生を対象にした調査結果の分析}, volume = {14}, year = {2021} }