@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004501, author = {服部, 敬史}, journal = {表現学部紀要, The bulletin of the Faculty of Representational Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 朝鮮半島南部、韓国の三国時代の鉄鎌を集成し、形式分類と年代根拠を集めて編年する作業を試みた。しかし不思議なことに鉄鎌出現から茎(なかご)付鎌が登場するまで大きな形態変化がないことを確認した。次に600点を超える資料から鎌の法量を統計処理して特徴を導き、地方によって鎌形態と使われ方が異なることをあきらかにした。三国時代の鉄鎌は古墳副葬品が大半であり、その墓制は階層差をもっている。ここに注目して鉄鎌所有の階層を探った。この結果、韓国南部とくに嶺南地方では有力層が鎌所有者であり、嶺南北部から湖南地方は中間層以下の農民層の所有が想定できるとした。これは南韓の地形・気候の地域差から北方に畑作・南方に稲作が伝統的に行われたことと関係している。そこで採用された鉄鎌の形態差や法量差が生じるとともに、稲作地帯の生産力の高さを背景に有力層が出現したことを物語っている。}, pages = {93--119}, title = {朝鮮の鎌 : 韓国三国時代を中心とした鉄製鎌の様相}, volume = {13}, year = {2013}, yomi = {HATIORI, Keishi} }