@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004220, author = {額賀, 美紗子 and 三浦, 綾希子}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本論文は国内の移民研究において第二世代に関する調査がまだ稀少であることを背景に、フィリピン系第二世代のエスニック・アイデンティティ形成と学業達成が分岐する過程を明らかにする。26名を対象とした半構造化インタビューからは、エスニック・アイデンティティに関して①ホスト国志向型(メリトクラシー型と反/非社会型に分岐)、②出身国志向型、③ハイブリッド型という分岐パターンを抽出した。さらに反/非社会型と出身国志向型が低い学業達成に留まる一方、メリトクラシー型とハイブリッド型は高い学業達成を果たしていた。この分岐の背景にはエスニック・ネットワークと親の資本や家族構造、教育戦略の違いが見出せた。4パターンの中でハイブリッド型の若者が親子関係や学業達成の面で最も良好な状態にあり、ホスト国と出身国をまたいで多様なアクターとネットワークを築くことの重要性が示唆される。}, pages = {123--140}, title = {フィリピン系ニューカマー第二世代の学業達成と分岐要因 : エスニック・アイデンティティの形成過程に注目して}, volume = {10}, year = {2017} }