@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004146, author = {SUEKI, Hajime and 末木, 新}, issue = {1}, journal = {こころの健康 : 日本精神衛生学会誌, The Japanese journal of mental health}, month = {}, note = {application/pdf, 希少な事象による死亡リスクを削減する対策(例えば、交通事故死亡対策)の便益を算出する試みは、これまで主に交通事故死亡を対象として行われてきた。しかし、自殺死亡については検討されていない。そこで本研究では、大学生を対象にした調査を実施し、仮想評価法(自由回答方式)を用いて自殺死亡リスクの削減に対する支払意思額の推定を行い、その結果を用いて統計的生命の価値を算出した。組み入れ基準を満たした大学生111名分のデータを分析した結果、自殺死亡リスクを20/100,000から16/100,000へ20%削減することに対する支払意思額は、中央値で1000円(平均値:5267円、最頻値:1000円)であった。これを元に統計的生命の価値を算出すると、2500万円(平均値:1億3168万円)となった。また、自ら自殺念慮を有した経験があることと年齢が高いことが支払意思額の高さと統計的に有意に関連していた。本研究はいくつかの方法論的限界を有するが、自殺死亡リスクの削減を対象として支払意思額を検討した初の研究として重要な意義を持つと考えられた。}, pages = {42--51}, title = {仮想評価法を用いた自殺対策への支払意思額の推定 : 大学生への横断的質問紙調査}, volume = {30}, year = {2015} }