@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00004098, author = {額賀, 美紗子}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本論文はフィリピン系ニューカマー第二世代の女性を対象として、親子間におけるエスニック文化継承に注目しながら、彼女たちの地位達成プロセスに関する仮説モデルの生成を目的とする。11名の半構造化インタビューからは地位達成プロセスに関する3つの分岐が見出された。第一のパターンは母から娘にフィリピン文化が「選択的継承」されることにより、学業達成を果たし上昇移動する適応過程である。第二のパターンは、母から娘にフィリピン文化が「包括的継承」されることによって、学業達成が阻まれ、日本社会のアンダークラスに留まる適応過程である。第三のパターンは、娘が母からのフィリピン文化の継承を拒否し、日本社会に同化することで日本のメリトクラティックな路線に乗り、学業達成を果たす適応過程である。以上の3パターン分岐の背景には母親の人的資本および日本社会との接点の多寡があることが明らかになった。}, pages = {85--103}, title = {フィリピン系ニューカマー第二世代の親子関係と地位達成に関する一考察 : エスニシティとジェンダーの交錯に注目して}, volume = {9}, year = {2016} }