@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:02000134, author = {一柳, 富美子 and HITOTSUYANAGI, Fumiko}, journal = {表現学部紀要, The bulletin of the Faculty of Representational Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, ロシアの作曲家ピョートル・チャイコーフスキイ(1840~93)の遺作となった交響曲第6 番には作曲家本人の手によって“Патетическая [Pateticheskaja]” という標題が付けられている。いわゆるチャイコーフスキイの「悲愴」である。実はこの邦訳は誤りであり、ロシアのチャイコーフスキイ学者たちからも以前より訂正を求められている。しかし日本の自称「チャイコーフスキイ研究家」たちは「これはチャイコーフスキイがフランス語で書いたのだからこの訳は正しい」と主張して譲らない。ところが、実際にはフランス語とロシア語には意味の違いはなく、共に「パトスに満ちた」「感動的な」という意味で、しかもチャイコーフスキイは総譜の表紙にはロシア語で標題を書き込んでいたのである。 本稿は、クラシック音楽の重要作品の邦訳に関して、誤解が生じた経緯と背景を検証すると共に、音楽研究への取り組み方そのものについて考察する試論である。なお、本来「論文」とすべき内容を目指していたが、日本初演データの確定が未だ解決しておらず、今回は「研究ノート」としたことを、最初にお断りしておく。, 研究ノート}, pages = {85--96}, title = {チャイコーフスキイの交響曲第6番副題邦訳に関する問題}, volume = {24}, year = {2024} }