@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:02000105, author = {杉浦, 郁子}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 2021年12月に「レズビアン・デジタル・アーカイブス」を立ち上げた。その目的は「1970年代から90年代までの首都圏におけるレズビアン・コミュニティの形成と変容を明らかにする」という研究テーマのもとで集めてきた資料群を、ウェブで公開・共有するためである。本稿では、その開設から現在に至るまでの経緯を整理し、約2年間の試験的な運用をふまえて、日本で性的マイノリティに関するデジタル・アーカイブズを構築することにまつわる課題を考察した。 現在、日本の性的マイノリティ・コミュニティでは、その歴史を語ることのできる人物の高齢化や関連資料の散逸が危惧されている。資料を保全するためには、中核となるアーカイブズが集中的に収集や管理に取り組むだけでなく、個人が自分の興味関心に沿って選択的に資料を収集し、可能な範囲でウェブ公開をめざす自律分散型の小規模アーカイブズの構築を進めることも重要である。本稿のねらいは、そのような個別的なアーカイビング活動を後押しすることにある。}, pages = {27--46}, title = {「レズビアン・デジタル・アーカイブス」の運営と課題}, volume = {17}, year = {2024} }