@article{oai:wako.repo.nii.ac.jp:00001962, author = {水谷, 東洋 and MIZUTANI, Toyo}, journal = {和光大学現代人間学部紀要, Bulletin of the Faculty of Human Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、第1次国共合作期におけるモンゴル人の教育にかかわるメルセーの行動をとおして、かれの生涯の活動を再検討し、以下のことをあきらかにしようとした。「五族共和」の枠組みのなかで各民族の「自決」が企図された第1次国共合作の政治状況のもと、メルセーはエスペラント語と民族語の同時教育による「民族自治」のにない手の育成を構想した。しかし、外モンゴルの独立をうけ、中国領内のモンゴル人の「自決」を「文化的自治」のレベルにとどめようとする漢人の思惑があらわになるなか、メルセーと中華教育改進社の提携はモンゴル人教育のにない手をめぐる対立が影をおとして挫折した。メルセーが生涯にわたり重視したモンゴル人みずからの手による学校教育は、モンゴル民族全体の統合と自立という課題をただちに実現することがむずかしい状況のなかで、民族の力をたくわえようとするものであったと把握することができる。}, pages = {63--80}, title = {メルセーによるモンゴル人教育の構想とその挫折 : 第1次国共合作期における中華教育改進社との提携を中心に}, volume = {6}, year = {2013} }